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鉄屋のはしくれ
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新日鐵名古屋の爆発事故のため、そこで生産されていた銑鉄の入荷が途絶えるかどうか心配していました。流通経路の中間在庫があるのでトヨタ自動車向け鋼板みたく週明けに早速不足することはないし もし足らなくなっても神戸製鋼の銑鉄が入手できそうですので事ないらしいのですが、ともあれびっくりしました。
今回は早めに事態収拾できるかもしれませんが、この手の事故や天災の度、「トヨタ自動車では在庫を持たない生産方式のため 部品供給が途絶えて あっというまにラインストップで大損害・・・」との報道されるのをご存じかと思います。それならばいざという時の安心のために部品在庫を持っていればいいのにと思うのですが、今や日本の製造業の思想的バックボーンたるトヨタ自動車さんは、在庫を持たないトヨタ式生産方式をやめるどころか ますます推進するつもりだそうです。何かあったときはその時に全力で復旧するからと開き直り、通常時は極端に部品在庫を減らしている（必要なモノを必要な瞬間に仕入れて、あっという間に商品にする）ことこそ あれほどの利益があがる大きな要因なわけです。