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とある体験A
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■内容
流石、たまさん早々のフォローありがとう。
話を続けるとしよう。
私は先生に呼ばれ中央に出て行く
先生はおもむろに近くにあった椅子を持ってくると
「今からこの2人で腕相撲をしてもらいます。
当たり前にすると結果は目に見えてますから
私は彼女の後ろに立って気を送ります。
皆さんはどっちが勝つか見ておいてください。
それでは始めてください。」
言われるままに2人はしゃがみ、椅子をテーブル代わりにして向かい合い
コギャルの強く握れば折れてしまいそうな小さな手と
私のスマートな手を絡ませ腕相撲のスタイルをとり先生の合図を待った。
その時は、まぁまともにすれば勝つのだから適当に力を入れたふりでもすればいんだろう。
程度に思っていたのであるが、それが間違いの元だった。
「はい」と声がかかりお互い力を入れる。
自分では五部の力で押し合いバランス的にはつりあっているが
思いっきり力を出そうとしてもなぜか出ない。
もう片方の手で椅子の足をつかみ力を入れてみる
そうすることでじわじわと私の方に腕が傾き勝利が目前に近づいた時
なぜか私の体のバランスが崩れ始めた
別に押されているわけではないのだが後ろへ後ろへと体が傾いていくではないか
こちらは腕のほうに集中していたので体のバランスは二の次になっていた。
そうこうする間にゴロンとこけてしまったではないか。
会場はやんやの拍手。
こけた後、負けたんだと実感
人に言わすと催眠術をかけられていたんじゃないか。と言うのだが
催眠術なら「ああしろ、こうなる」と言葉で誘導するはず
そのような言葉は一切なかったし腕相撲中は下を向いていたので
先生の行動は一切見ていない。
これがいわゆる気なのかと思い始めたとき
先生はコギャルを返し私に近づき手のひらを見せろと言う。
手を差し出すとそこに人差し指を当てて
「今からあなたの気をつかみます。」
と言うなり「ハイしゃがんで」と言うと
なぜか体が立っておれなくなり、頭はちょっと待てと思っているのだが
体は下に落ちてゆく。「次は右に倒れて」と
さっきの私の手のひらにつけていた人差し指を右の方に動かすと
頭とは裏腹に私の体は右の方に傾いてゆく
そんなはずはない。これは私の意思じゃない。頭はこの言葉を繰り返すばかりだが
その後先生の人差し指の言いなりで
みんなの前で右へゴロン左へゴロン、起きたかと思えばこかされ
しばらくの間、操り人形と化していたのであった。
その間、会場は私の痴態でおおいに盛り上がり
散々おもちゃにされて元の場所に返された。
テレビでたまにこういう手合いのものは見たことがあるのだが
まぁあれは一種のやらせ的なものと思っていたが
自分が当事者になってみると初めてあれは事実だったと
実感した。
この後もっとすごい事が目の前に展開されたのだが
それはまた次回の心だ!!