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第4段

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大五郎
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■内容
●ハハノオシエ(第二十二回)

○幼いころ食べた後すぐに寝転がると牛になると言われていました。しかし私
の母の実家には、農耕用の牛が一匹いました。母の里帰りについていくたびに
この牛は誰だろうと思い「おまえは誰だ」と必死で牛に話しかけていました。

○幼き日少食だった私は食事のたびに「『見たぞ』が来るよ!」とおどかされ
ていました。『見たぞ』とは、母が創作した妖怪(?)らしいんですが、要する
にご飯を食べない子供を「見てる」らしいんです…よく考えたら別に怖くも何
ともないですよね。見てるだけだし。でも、子ども心には怖かったです。